広島大学内を走行している自動運転の車に乗ってきた。
3月中旬頃から走っていて、ずっと乗りたいと思っていた。広島大学の学生、教員、職員が乗れるらしい。
自動運転シャトルは米国MayMobility社製の電気自動車で、3月15日から学内で運行している。外観が可愛い。犬みたいだ。窓がでかい乗用車というよりはバスだな。
自動運転だから遅いと思っていたがチャリと同じくらいスピードは出ている。徒歩だと勝てない。速い時で30km/hくらいだな。電気自動車だったんだな。エコだな。
学内にいくつかバス停があるからそこから乗降可能だ。
こんな感じだ
学内の郵便局に用事があって、その帰りにたまたまバス停があったから乗ろうと思った。
バス停で少し待っているのが恥ずかしいかった。まだ、これに誰かが乗っているところを見たことがない。多分学生は俺が初めてだと思う。
バス停で待っていると先に誰か乗っている。
これは4人乗りだ
くそ!乗れんかもしれん!お願いだから降りてくれと願った。
バス停に自動運転の車が停まる。中から人が降りてくる。
あれ?見たことあるぞ。顔がでかい。ダンディな人だ。
が、が、が、学長!!
声を出して笑ってしまった。
それと共に大学への愛を感じた。
学長こんにちは!
初めて挨拶した。
学長も自動運転車に学生が乗ってくれることが嬉しかったのだろう。
お試しあれ
と優しく声をかけてくれた。
乗車した。中は広い。快適だ。安全のためにシートベルトをした。
運転手が一応乗っている。念の為だろう。
運転車に聞いた。
本当にハンドル触ってないですか?
触ってないらしい。
というより、ハンドルがチャリのハンドルみたいになっている。鎌ハンではない。T字のやつだ。
それを股間あたりで軽く握っている。ほぼ触ってないとひたすらに訴えかけてきた。
運転席にはどでかいディスプレイがついており、大学内の停車駅が表示されていた。もったいない使い方だ。そのうち、いろいろな情報を流せるようになっていくんだろうな。
興味津々だから運転手に色々聞いた。乗車時間は5分くらいだった。理学部から工学部まで乗った。
どこまでセンサーが反応するのか。
反対車線の歩道の人まで反応するらしい。あと、後ろからくる歩行者チャリも反応する。
そのせいか、めちゃめちゃ速度が変わる。運転下手なやつみたいだ。少し酔った。
人乗りますか?
全然ならないらしい。1人で寂しいと言っていた。これを読んだ人は是非乗ってくれい。
乗っている時の気分は遊園地のアトラクションみたいだ。おもろかった。ただ、右折の時はめちゃくちゃ大和まりするから擦るんじゃないかヒヤヒヤした。
俺が乗っている時たまたま危ないことも起きた。
自動運転車は速度調節はしないから結構ゆっくり走っている。そもそも、学内は20km/hくらいで徐行するから許容だ。なのに後らの車のやつが耐えかねて追い越してきやがった。この時は運転手も焦っていた。自動運転車もピクピクしていた。ブレーキかかりすぎやだ
その辺のマナーはしっかりしないと自動運転車の導入しても事故は減らせないんだろうな。
最後にバス停に停車したがそれも自動だった。運転手が自慢げに言ってきた。そのうち有料になるかもしれないとのことだった。興味のある人は乗ってみて欲しい。
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