【就活面接で準備しておくこと】理系大学生に求められていること

就職活動
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就活で聞かれる質問にいつも裏の意味があると持って就活をしていました。その場で考えて、それなりの答えを出すのもいいですが、あらかじめ知っておくことでその対応ができるようになると思います。今回は実際に私が考えていた。その例をいくつか紹介します。

質問例 1

 当社の志望動機は?

  • 面接官の本音
    良くある質問であるが、志望動機はそれまでの面接で散々聞かれているだろうし、ESにも書いてある。技術面接では本当に志望動機を知りたいケースは少ない。
    ジャブのようなもので、どのような話し方をしてくるか、出方を見ている。
    声の大きさや、順序だった説明ができるかなど、基本的なコミュニケーション能力を知りたいと思っている。
    ここでコミュニケーション能力が低いと思えば、あとは惰性で聞くことになり、挽回は難しい。
  • 回答方針
    決まった言い方はないが、筋の通った矛盾のない回答が必要。
    たとえば「私のテーマは流れ。中学時代に川の流れを見て不思議に思っていました。これを理解するため大学では流体力学を専攻し、流体には自信があります。
    貴社製品に私の知識を加えれば、きっと新しいモノができると思いワクワクして志望しました。」など。
    ポイントとしては、一本の筋が通っていること。自信がある点をアピールすること、そして楽しそうに生きていることを示すこと。
    理系、理工系出身者に限らず、矛盾の多い人、自信のない人、人生を楽しめない人、こういった人と一緒に仕事をしたいとは誰も思わない。

質問例 2

 大学の研究室でやっていたことを教えてください。

  • 面接官の本音
    このあたりから本格的に説明能力を問うている場合が多い。
    大学での学部等は資料に書かれているので改めて聞きたいわけではない。
    自分のやってきたことを順序立てて説明できるかどうかを聞いている。
  • 回答方針
    大枠を説明して、その後徐々に詳細について説明するのが良い。
    「研究室の持っている最終的な大目標⇒その中のグループの受け持つ分野⇒さらにその中での自分の担当研究範囲」
    といった具合がわかりやすいだろう。
    忘れてならないのは、技術面接官とはいえ、大学の研究に関してはまったくの素人であるということ。小学生でもわかるくらい大枠からから説明を始めることが重要。

 



質問例3

「これは負けない」というものはありますか?

  • 面接官の本音
    これは、いわゆる文系就職と対応が違う。技術面接では本当に持っている技術を聞いているケースが多い。どのような仕事であれば即戦力になるかを聞いている。
    理系、理工系の新人は、専門知識は使うものの、単純な仕事の手伝いから始めるケースが多い。たとえば、実験で得られたデータの処理や、ちょっとしたユーティリティーソフトの作成などだ。採用した場合、とりあえずどこに配属するかを決める参考にしようとしている。
    ここで、まったく戦力にならないと判断されると、当然採用の優先度が下がる
  • 回答方針
    できるだけ具体的なスキルをあげることが重要。
    「粘り強い」とか「周りとの協力すること」など抽象的な回答はしないこと。まったく技術を持っていないとか、あるいは持っていても自信がないのかと思われてしまう。
    単純に持っている技術を述べて、その後、なぜ自信を持っているのかを述べる。
    その際に、その技術を使ったエピソードを添えて説得力を増す作戦も有効。たとえばプログラミングのようなスキルであれば、自分の作成したプログラムにより「研究がより効率的になり、新たな視点での分析が可能となった」などである。
    無論、このサイトで紹介しているCAEスキルであれば、企業にとって即戦力になり、かつコストメリットまであるので、深いことを考えず堂々と述べるだけだ。

質問例 4

大学での研究で困難だったことは?その解決方法は?

  • 面接官の本音
    会社では様々な問題に直面し、それを解決しなければならない。
    問題を解決したことの経験があるかを聞いている。
    実際のところ、会社での困難は技術的な困難もあれば、理工系といえども人的な困難の場合も多々ある。
    大企業になればなるほど、後者の割合が大きくなる。
  • 回答方針
    だいたいの応募者は技術面接なので技術的な困難を挙げる場合が多いが、技術的な困難だと面接官が理解しにくいことが多い。(技術面接官とはいえ、大学の研究に関してはまったくの素人)
    案外、人的な困難を挙げるほうが判りやすいケースが多い。
    たとえば「○○さんの協力が得られずに研究が止まってしまった」とか「予算を先生から分けてもらえなかった」などである。
    これらの場合は「折衷案を提示して協力を取り付けた」とか、「何度もお願いに行って、拝み倒した」などでも立派な解決だ。
    どれくらい真剣に取り組んだかが伝わることが重要だ。

 



まとめ

これに似たような質問もいくつかあると思う。それぞれの質問に、面接官の意図と自分の解答方針を立てておくことが望まれる。

就活性の幸運を祈っています 

 

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